鋳物 金 型

鋳物 金 型


鋳物の金型作成をお考えの方へ。鋳造には従来法とフルモード鋳造(発泡模型)法がありますが、フルモード鋳造法は「設計変更はデータの修正だけですむので費用も時間も最小限ですむ」「一度データを作成すれば次回の製作までデータで保管が可能で模型を保管する必要がない」「抜け勾配不要の為、鋳物設計がし易い」「模型製作用のデータは鋳物加工データとして使用できる」などの特徴があります。


森田鋳工では、発泡模型製作から造型、鋳込、鋳仕上げまで、自社による一貫生産を行なっており、卓越した技術力で高度な要求、多彩な注文にもきめ細やかな対応が可能です。鋳物の製作や図面作成、シミュレーション、委託、解析、見積もりをお考えの方、鋳物の価格、検査、原材料、生産管理でお悩みの方もまずは一度ご相談下さい。鋳物の金型作成をお考えの方も是非どうぞ。

 

■先進の鋳物技術で、多様化する産業界のニーズにお応えします。

世界に冠たる日本の自動車産業が、わが国を担う屋台骨だとすれば、私たちの鋳物産業は、その裾野を力強く支える”縁の下の力持ち”のひとつといえるでしょう。森田鋳工の主力製品は、車体などのプレス製造に欠かせない大型の金型鋳物。CAD-CAMシステムを駆使し、発泡スチロール模型を利用したモデリングシステムによる一貫生産で、高品質な製品づくりが可能となりました。この金型から、数多くの名車・人気車が生産され、国内外へと広く送り出されています。

■フルモールド鋳造法による鋳物の製造プロセスについて

1)データ入力・モデリング

顧客からお預かりした設計データをもとに、模型製作NC加工機用のデータを作製。模型化工機に直接加工指示が出されます。


2)発泡模型製作

データ室から送られてくる指示により、発砲スチロールのブロック材をNC加工機で鋳造用模型に彫り出していきます。


3)発泡模型組立・検査・コーティング

発泡スチロール模型は精密検査のうえ、組立仕上げを行います。また、後工程で溶銑を流し込んだ際、鋳砂との分離を容易にするため、表面全体に耐熱コーティングを行います。


4)造形作業

耐熱コーティングした発泡模型の周りを鋳物用の砂で覆い、実際に溶銑を注ぐための鋳物を作ります。


5)鋳込作業

電気炉で1500℃の高温に熱せられた溶銑を、成形された鋳枠に流し込みます。発泡模型は瞬時に気化し消失。発泡模型と寸分たがわない鋳物が製造できます。


6)鋳仕上げ

鋳造された鋳物は、自然冷却後に、周りの鋳砂を壊して取り出します。取り出された鋳物の表面は、ショットブラスト後、鋳物用の研磨工具を用いて丹念に鋳仕上げされます。

>>詳細はこちら

鋳物 金 型


■工作機械用鋳物について

森田鋳工では工作機械用鋳物、各種大型鋳物も製作しています。とくに精密加工を要求される各種工作機械では、ベースとなる鋳物にも高精度な製造が要求されます。森田鋳工では、発泡模型製作から造型、鋳込、鋳仕上げまで、自社による一貫生産を行なっており、卓越した技術力で高度な要求、多彩な注文にもきめ細やかな対応が可能です。お気軽にご相談ください。


・工作機械ベッド
 単重:10,640kg(4,010mm×2,480mm×740mm)

・検査用ウエイト
 単重:5t

・コラム
・ベース
・ベッド


■従来法とフルモード法の比較

<従来(木型)法>

・一度木型を作れば繰り返し使用できる
・木型製作に多くの時間と費用が掛かる


~鋳造用模型~

・設計変更時、木型の修正に時間・費用が掛かる
・母型・中子用の木型が必要で保管・保守に費用が掛かる

・抜け勾配が必要


~鋳肌~

・塗型によるハケの跡が出ることがある


<フルモード鋳造(発泡模型)法>

・製作する鋳物の数だけ模型が必要となる
・発泡模型の製作は木型模型と比べ費用は1/5以下、時間も1/4以下で出き、鋳物製作時間も大幅に短縮できる


~鋳造用模型~

・設計変更はデータの修正だけですむので費用も時間も最小限ですむ
・一度データを作成すれば次回の製作までデータで保管が可能で模型を保管する必要がない

・抜け勾配不要の為、鋳物設計がし易い
・模型製作用のデータは鋳物加工データとして使用できる


~鋳肌~

・鋳物の上型側に発泡模型の燃え滓が生じることがある
・鋳物の肌に発泡模型の亀甲模型が転写されることがある

 

■鋳造工場

<溶解設備>

・5T高周波誘導炉、5T低周波誘導炉各1基
・2T高周波誘導炉1基
・クレーン(リフマグ 付2.8ton)2基
・迅速分析装置2式
・浸漬温度計3基
・月産溶解能力 1,200ton


<造形設備>

・移動式連続自動混練機(20/10 T/H)
・固定式連続自動混練機(10 T/H)1基


<砂処理設備>

・砂再生装置(ロートコンディショナー20 T/H)1基
・空気輸送装置(エアーフロー20 T/H・10 T/H)各1基

>>詳細はこちら


また、森田鋳工では品質管理の徹底も行っております。QC工程表に基づいた管理方法を積極的に採り入れ、チェックリストによる各工程の管理を実施し、安定した品質の納入を可能にしています。

その他にも資源の有効活用やリサイクルにも力を入れており、製品以外の部分(湯口等)も再度溶解し、最終的に歩留まり100%をめざしています。鋳造で大量に使用する砂は、できるだけ多く長く使えるよう、砂再生機にかけリサイクルを行っています(砂の再生率年間平均98%を維持)。最終的にリサイクルできなくなった砂も、他社を通じてセメントの原材料にしています。鋳物の工場や製作会社をお探しの方、鋳物の業界やズク、jis規格、最新技術、組織写真、発泡模型に興味のある方、鋳物の金型作成をお考えの方も、まずはお問い合わせ下さい。


ご相談・お問い合わせはお気軽に


森田鋳工株式会社
〒143-0003
東京都大田区京浜島2-19-1
TEL.03-3790-2131
FAX.03-3790-2134

>>お問い合わせフォーム

各種ご要望・ご注文に細かく対応いたします。


鋳物 金 型