鋳造 意味
鋳造 意味でお探しの方へ。工作機械用鋳物に関してですが、従来法とフルモード鋳造(発泡模型)法を比較すると、鋳造用模型では、フルモード鋳造法は「製作する鋳物の数だけ模型が必要となる」「発泡模型の製作は木型模型と比べ費用は1/5以下、時間も1/4以下で出き、鋳物製作時間も大幅に短縮できる」などの特徴があります。鋳肌では、「鋳物の上型側に発泡模型の燃え滓が生じることがある」「鋳物の肌に発泡模型の亀甲模型が転写されることがある」などの特徴があります。
■人類最古の鉄加工技術"鋳物"は、未来へと繋がっています。
金属の利用と時を同じくして始まった、数千年に及ぶ鋳造の歴史。かつて仏像や刀剣づくりに用いられた最古の知恵は、数多の匠によって継承され、最先端の自動車や機械など、日本の基幹産業を支える技術へと成長しています。大正時代に始まる森田鋳工の歴史は、およそ1世紀。鋳造の歴史に比べればわずかですが、私たちの技術に対する思いは先人の匠たちとなんら変わることはありません。鋳造の豊かな可能性を信じ、変わりゆくもの造りをいつまでも支えていきたい。森田鋳工100年を通して変わらぬ願いです。
■フルモールド鋳造法による鋳物の製造プロセス
1)データ入力・モデリング
顧客からお預かりした設計データをもとに、模型製作NC加工機用のデータを作製。模型化工機に直接加工指示が出されます。
2)発泡模型製作
データ室から送られてくる指示により、発砲スチロールのブロック材をNC加工機で鋳造用模型に彫り出していきます。
3)発泡模型組立・検査・コーティング
発泡スチロール模型は精密検査のうえ、組立仕上げを行います。また、後工程で溶銑を流し込んだ際、鋳砂との分離を容易にするため、表面全体に耐熱コーティングを行います。
4)造形作業
耐熱コーティングした発泡模型の周りを鋳物用の砂で覆い、実際に溶銑を注ぐための鋳物を作ります。
5)鋳込作業
電気炉で1500℃の高温に熱せられた溶銑を、成形された鋳枠に流し込みます。発泡模型は瞬時に気化し消失。発泡模型と寸分たがわない鋳物が製造できます。
6)鋳仕上げ
鋳造された鋳物は、自然冷却後に、周りの鋳砂を壊して取り出します。取り出された鋳物の表面は、ショットブラスト後、鋳物用の研磨工具を用いて丹念に鋳仕上げされます。
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鋳造 意味
■従来法とフルモード法の比較
<従来(木型)法>
・一度木型を作れば繰り返し使用できる
・木型製作に多くの時間と費用が掛かる
~鋳造用模型~
・設計変更時、木型の修正に時間・費用が掛かる
・母型・中子用の木型が必要で保管・保守に費用が掛かる
・抜け勾配が必要
~鋳肌~
・塗型によるハケの跡が出ることがある
<フルモード鋳造(発泡模型)法>
・製作する鋳物の数だけ模型が必要となる
・発泡模型の製作は木型模型と比べ費用は1/5以下、時間も1/4以下で出き、鋳物製作時間も大幅に短縮できる
~鋳造用模型~
・設計変更はデータの修正だけですむので費用も時間も最小限ですむ
・一度データを作成すれば次回の製作までデータで保管が可能で模型を保管する必要がない
・抜け勾配不要の為、鋳物設計がし易い
・模型製作用のデータは鋳物加工データとして使用できる
~鋳肌~
・鋳物の上型側に発泡模型の燃え滓が生じることがある
・鋳物の肌に発泡模型の亀甲模型が転写されることがある
■長い経験により練り上げられた鋳造工程で安心の製品をお届けします。
森田鋳工では、鋳物専業メーカーとしての長い経験をベースにしながら、最新の技術・設備を取り入れ、製造プロセスの完成度を高めてきました。たとえば、他社に先駆けて模型用NC装置を導入し、模型づくりから鋳物完成までの一貫生産システムを構築。品質精度の向上や、工数低減によるコストダウンなどを達成しています。
<一貫生産システムによる品質とコストダウン>
積極的な設備投資による一貫生産システムの完成により、事前の情報収集が容易になり、鋳造前の準備工数などの削減効果も産み出しています。顧客からのデータによる発注も増加しています。
<設備の近代化を推進>
模型加工機以外の近代設備として、高周波誘導炉(3,000KW、容量5ton及び900kw、容量2ton)、低周波誘導炉(1,200KW、容量5ton)を設備。効率の高い溶解処理を実現しています。また、ラジコン操作のモービルミキサーによる造型作業は、従来モデルのミキサーに比べ作業者の労力負担の軽減に大きく役立っています。
<JIS表示工場/ISO9001の取得>
1994年11月:
JIS表示工場認可(JIS G5502 球状黒鉛鋳鉄品)
2004年12月:
“フルモールド鋳造法によるプレス金型用鋳物の製造”において品質マネジメントシステム ISO9001を取得
■鋳造工場
<溶解設備>
・5T高周波誘導炉、5T低周波誘導炉各1基
・2T高周波誘導炉1基
・クレーン(リフマグ 付2.8ton)2基
・迅速分析装置2式
・浸漬温度計3基
・月産溶解能力 1,200ton
<造形設備>
・移動式連続自動混練機(20/10 T/H)
・固定式連続自動混練機(10 T/H)1基
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